「離婚についてきちんと話し合いたいのに、夫が話を避けてしまう」
「大事な話をしようとすると黙り込んでしまう」
「こちらが気持ちを伝えるほど、距離を取られてしまう」
離婚についてのご相談をお受けしていると、このようなお悩みを伺うことがあります。
最近では、こうした相手との関係について調べる中で、
「もしかして、夫は“回避型”なのでは?」
という言葉にたどり着く方もいらっしゃいます。
もちろん、「回避型」という言葉だけで相手を決めつけることはできません。
ただ、これまで何度話し合おうとしてもうまくいかず、
「私の伝え方が悪いのかな」
「もっと我慢すればよかったのかな」
と自分を責め続けてきた方にとって、相手とのコミュニケーションの特徴を知ることが、ご自身の状況を整理する一つのきっかけになることがあります。
話し合いたいのに、話し合えない
離婚を考え始めたとき、多くの方が最初にしようとするのが「夫婦での話し合い」です。
ところが、
「今は話したくない」
「また今度にして」
「もうその話はいい」
「好きにすれば」
などと言われ、話がそこで終わってしまう。
あるいは、離婚やお金、子どものことなど重要な話になると、急に黙り込んだり、その場を離れたりする。
そうなると、話し合おうとしている側は焦ります。
「ちゃんと話さなければ」と思ってさらに働きかける。
けれど、こちらが追いかければ追いかけるほど、相手はさらに距離を取る。
そんな状態が続いてしまうことがあります。
「私が悪いから話してくれない」とは限りません
こうした状態が長く続くと、
「私が感情的だからいけないのかな」
「言い方を変えれば分かってくれるかも」
「もっと優しく言えば…」
と、自分の側に原因を探し続けてしまう方も少なくありません。
もちろん、夫婦それぞれに考え方や事情があります。
一方で、コミュニケーションは一人だけの努力で成立するものでもありません。
何度工夫しても話し合いそのものが成立しないのであれば、
「どうすれば相手に分かってもらえるか」
だけではなく、
「話し合いが難しい状況で、私はこれからどうしたいのか」
という視点に切り替えてみることも大切です。
離婚協議は「気持ち」と「決めること」を分けて考える
離婚のお話では、どうしても感情が大きく動きます。
「なぜ分かってくれなかったの?」
「どうしてあのとき、あんなことをしたの?」
そう伝えたくなるのは自然なことです。
ただ、実際に離婚を進めていく段階では、「気持ちを分かってもらうこと」と「離婚条件を決めること」を少し分けて考えたほうが進みやすい場合があります。
たとえば、
・離婚するのか
・親権をどうするのか
・養育費をどうするのか
・面会交流をどうするのか
・財産分与をどうするのか
・慰謝料についてどうするのか
・いつまでに何をするのか
など、離婚時には具体的に整理しておきたいことがあります。
口頭で何度も話し合うことが難しい相手の場合には、決めるべき項目を整理し、文章として確認しながら進めることで、話が進みやすくなるケースもあります。
「離婚協議書を作る」という選択肢
夫婦間で離婚条件について合意できた場合、その内容を「離婚協議書」として書面に残す方法があります。
また、養育費など将来にわたって金銭の支払いが続く場合には、公正証書の作成を検討することもあります。
大切なのは、
「離婚するかどうか」
だけを考えるのではなく、
「離婚した後の生活まで考えて、何を決めておく必要があるのか」
を整理していくことです。
特に、お子さまがいらっしゃる場合には、離婚後も養育費や面会交流などを通し関係が続くことがあります。
だからこそ、感情が大きく動いているときほど、一つひとつ整理していくことが大切だと私は考えています。
行政書士に相談する段階で、すべて決まっていなくても大丈夫です
「まだ離婚すると決めたわけではないのですが、相談してもいいですか?」
と聞かれることがあります。
もちろん大丈夫です。
当事務所では、
「何から考えたらいいのか分からない」
という段階からお話を伺っています。
私は行政書士として書類作成に携わる一方、心理カウンセラーの資格も有しています。
そのため、すぐに書類のお話だけをするのではなく、
「今、何に一番困っているのか」
「何が不安なのか」
「これからどうしていきたいのか」
というところから、一緒に整理していくことを大切にしています。
夫婦関係について悩んでいるときは、頭の中にたくさんの問題が同時に浮かんでしまうものです。
離婚したほうがいいのか。
子どものことはどうなるのか。
お金は大丈夫なのか。
相手とどう話せばいいのか。
それらを全部一度に解決しようとしなくても大丈夫です。
まずは、今の状況を一つずつ整理するところから始めてみてください。
本園行政書士事務所では、福岡県糟屋郡新宮町を中心に、離婚協議書・公正証書作成のサポートを行っています。
対面だけでなく、オンラインでのご相談にも対応しております。
「こんなことを行政書士に相談していいのかな?」
という段階でも、お気軽にお問い合わせください。お問い合わせ

