こんなことありませんか?
「一緒にいても、どこか遠い。」
「話しかけても反応が薄く、何を考えているのか分からない。」
そんな夫の態度に、孤独を感じている方は多いものです。
それでも・・。
「本当は愛しているのでは」
「私が悪いのかも」
とご自分を責めてしまう――。
もし相手が「回避型愛着障害(回避型の愛着スタイル)」を
持っている場合、あなたの感じる“距離”には、理由があります。
今回は、回避型の特徴と、離婚を迷う方が冷静に判断するための
視点をお伝えします。

1. 回避型愛着スタイルとは
愛着スタイルとは、幼少期に形成された
「人との関わり方のパターン」です。
その中で回避型の人は、以下のような特徴を持つ傾向があります。
- 親密になることを避け、心の距離を保とうとする
- 感情を表に出すのが苦手
- 相手からの依存や期待を重荷に感じやすい
- 「誰にも頼らずに生きる」が無意識の信条になっている
つまり「愛されたい」気持ちはあっても、
「愛されることが怖い」ため、距離を置いてしまうのです。
2. あなたが感じている“冷たさ”の正体
回避型の人にとって、「距離を取ること」は
自分を守るための防衛反応です。
あなたを傷つけようとしているわけではなく、
「感情的な関わり=コントロールされる」
「否定される」
と無意識に感じてしまうのです。
そのため、次のような反応が起きがちです。
- 話し合おうとすると、黙る・部屋にこもる
- 優しくしても、素っ気なく返す
- 自分の失敗を認めない・謝らない
このような態度に、あなたが「もう無理」
と感じるのも当然です。
ただ、ここで一度、
「これは私への拒絶ではなく、彼の恐れの表れかもしれない」
と理解すると、少し気持ちが落ち着くこともあります。

3. 対処法 無理に変えようとしないこと
回避型の人は、感情をぶつけられると防衛本能が働き、より距離を取ります。
一方で、「自分を尊重してくれる相手」には少しずつ心を開く傾向があります。
ポイントは以下の3つです。
(1)追わず、距離を保つ
相手が距離を置いたときは、追いかけず静かに見守る勇気を持ちましょう。
「あなたのペースを尊重しているよ」と伝えることで、安心感が生まれます。
(2)「あなたが悪い」と言わない
回避型の人は、否定されることに非常に敏感です。
「どうして分かってくれないの」ではなく、
「私はこう感じている」と自分を主語にして伝えることが効果的です。
(3)自己ケアを最優先に
相手を理解しようとするほど、自分を見失いやすくなります。
趣味や友人との時間、自分を整えるカウンセリングなど、
「自分の心を満たす時間」を意識的に取ってください。
4. 離婚を決める前に考えてほしいこと
愛着スタイルは「努力で完全に治すもの」ではありません。
しかし、相手が自分の傾向を自覚し、関係を良くしたいと
思っているかどうか?は大きな分かれ道です。
もし相手が全く話し合いを拒み、暴言・暴力・経済的支配などが
ある場合は、それは「愛着の問題」ではなく
「関係性の安全」の問題です。
まとめ
回避型の人との関係は、愛情が見えにくく、
孤独を感じやすいものです。
けれども、相手の心の仕組みを理解することで、
「もう少し冷静に関係を見つめ直す」きっかけになります。
そして何より大切なのは、
「相手を変える」よりも「自分を守る」こと。
あなたが心穏やかに過ごせる未来を選ぶために、
一人で抱えず、ぜひ専門家にご相談ください。
最後に
実際、パートナーの愛着障害で悩む方は、多くいらっしゃい
ます。即離婚!と判断をすることがしづらい問題
だからこそ、悩まれることと思います。
ご離婚を迷うときは、「愛情」だけでなく、
「安心して生きられるか」という視点も大切です。
感情と現実、両方のバランスを取りながら、
あなたの心を守る選択を、ご一緒に考えてまいれたら
と思います。
初回ご相談は30分無料で賜わっておりますので、
お気軽にご連絡お待ちしております。
